節電、節電と言われている今。業者にエアコンクリーニングを依頼しようにも、値段が高く掃除を諦める方も。

しかし、2週間に1度フィルター掃除をするだけで、エアコンの冷房効率は高まります。
今回は、自分でできる範囲のエアコン掃除についてご紹介します。

エアコンの掃除頻度について

【掃除頻度の目安表】

内部＋フィルターのエアコン掃除は、「本格的にエアコンを使用する前」の時期に掃除をしておくのがベストです。

夏、冬を越したエアコンには、使用していた時期の汚れがびっしりとついています。エアコンを掃除することで、冷暖房効率も高まるので、節電にも繋がりますよ。

掃除機と水洗いでできる「フィルター掃除」

フィルター掃除は、掃除機と水洗いで簡単に掃除ができます。
フィルター部分には、埃や汚れが溜まりやすく、エアコン内部にある水分と合わさってカビになる原因を作り出します。
そのため、使用頻度が高い時期は月に2回ほど掃除をすることをおすすめします。

次にエアコンのフィルター掃除の手順を1個1個ご紹介！

前面カバーを持ち上げる前やエアコンフィルターを外す前には掃除機で軽くホコリを掃除しておきましょう。

エアコンによっては、エアコンの部品を取り外す前に電源を切るように促しているものもあります。安全を守るためにも取扱説明書に従って掃除を行いましょう。

１．エアコンのフィルターを取り外す

（取扱説明書に従って）エアコンの前面カバーを上に上げます。
フィルターが問題なく取れそうなくらいまで前面カバーを上に上げておきましょう。

前面カバーを上げると、左右に1枚ずつにフィルターがあります。
フィルターを取り外し、表面を上にして、置いても大丈夫な紙の上などに置いておきましょう。

２．フィルターの汚れを掃除機で吸い取る

エアコンのフィルターを表面にして置いたら、掃除機のノズル部分で、凸凹した部分や網目も優しく吸い取ります。

先に裏面を掃除機で吸い取ってしまうと、網目の間に挟まり後々大変なので、気をつけてください。

３．汚れが落ちない場合は水洗い

フィルターの裏面からシャワーヘッドを当てて、洗います。
ここで汚れが落ちない場合は、中性子剤も併用してみましょう。

４．洗い流したら乾かす

洗剤や水気がないように、しっかりと乾かしたらフィルターを元のエアコンの位置に戻しましょう。

濡れたまま、または洗剤がついたままエアコンの中に戻すと、カビを発生させる原因やエアコンの故障を招いたりします。

完全に乾いてから取り付けをしましょう。

本体拭き掃除

本体拭き掃除はエアコン本体のプラスチック部分だけ拭くようにしましょう。

エアコンの吹き出し口から黒い点々としたものを見つけたら、
手が届く範囲で、タオルを湿らせて拭きましょう。

エアコンの内部を分解して掃除するのはおすすめしません。

2年に1回は業者にクリーニングを依頼するのがおすすめ

自分でエアコン掃除をやって、エアコンの故障を起こしてしまったときは、技術的な修理以上が必要になってきます。

エアコンは温度や湿度を調整するためにいくつものセンサーが付いている精密機械です。
エアコンの故障はクリーニングで状態が回復することは珍しく、業者の適切な診断が必要です。

異常を感じたら、業者に相談してみましょう。

エアコンのカビ対策

エアコンには内部クリーン機能や、送風機能が付いている物が多いです。

送風暖房運転で、エアコン内部に発生した結露を乾かし、カビや匂いを予防する機能です。

すでに発生したカビや匂いを取り除く効果はありません。