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熊本で石油給湯器(灯油ボイラー)の取り付け・交換の工事なら|くらしのドクター

熊本県に本社を置く九州電設が石油給湯器に役立つ情報をコラムとしてまとめました。

灯油ボイラーの買い替え費用は?

灯油ボイラーを買い替える際の費用は、本体費用と工事費用の2つから出されますが、このうち費用の大半を占めるのは本体費用です。そして、灯油ボイラーの本体費用は、給湯方式や機能によって価格が大きく変わります。

まず、給湯方式には、水道直圧式・貯湯式の2つがあり、直圧式の方が値段は高くなる傾向があります。

・水道直圧式…水道の圧力を利用し、お湯を使うときに瞬間的に沸かす給湯方式
・貯湯方式…ボイラー内の貯湯タンクに貯めておいたお湯を使用する給湯方式

また、機能としては、フルオートタイプ・オートタイプ・給湯専用の3つの種類があり、それぞれ以下のように機能の差があります。

・給湯専用…蛇口からお湯を供給するだけのシンプルな機能
・オート…ボタン1つで浴槽にお湯を貯め、保温、追い焚きまで自動でする機能
・フルオート…オートの機能に、さらに足し湯まで自動でする機能

上記を踏まえた上で、灯油ボイラーの本体価格の費用の目安は下記表のようになります。

  直圧式 貯湯式
給湯専用 20万円〜22万円 12万円〜16万円
オート 22万円〜24万円 19万円〜22万円
フルート 24万円〜30万円 21万円〜23万円

 

この本体費用に、施工業者への工事費用が3万円から5万円ほど必要になります。つまり、灯油ボイラーを買い替えるときには、最低で15万円〜、高くとも30万円〜ほどを目安にしておくようにしましょう。ただし、この金額は同じタイプの灯油ボイラーに買い替えた場合の話であり、今使用しているタイプと異なるものに変更する際は、浴槽に穴を開けたり、配管を新しくするなど別途工事費がかかる可能性があるので注意しましょう。

灯油ボイラーを買い替えるタイミング

灯油ボイラーを買い替えるタイミングについて解説します。主なタイミングは、以下の通りです。

・灯油ボイラーの寿命が近いとき
・不具合・故障が頻発するとき
・環境へ配慮したいとき

灯油ボイラーの寿命が近いとき

灯油ボイラーの寿命は一般的に、8年から10年程度だとされています。この寿命は、8年〜10年の間、全く性能が変わらずに使用できるわけではありません。寿命が近づくにつれて、修理が必要な不具合が多発したり、給湯効率が低下してくる可能性があります。そのため、「まだまだ修理すれば使える。」と思っていても、早めに買い替えを行った場合の方が結果的に金銭的に得をするケースもあるので、長年使用しているのであれば買い替えを検討してみてもいいでしょう。

不具合・故障が頻発するとき

灯油ボイラーの不具合や故障が頻発しているときも、買い替えを考えるタイミングです。ちょっとした故障で修理費用があまりかからない場合でも、それが何度も重なるとコストも大きくなり、また灯油ボイラーを使用できない時間が増えてストレスになる可能性があります。「最近、ボイラーの調子が悪い日が増えたな…。」と思うようになったら、早めに買い替えるといいかもしれません。特に、以下のような不具合の症状が出る場合は要注意です。

・お湯の温度が安定しない
・給湯器から黒い煙が出ている
・給湯器から燃料が漏れ出している
・リモコンのエラーコードが頻発する
・運転音がうるさくなった
・運転時に異臭がする(点火時、消火時を除く)

環境に配慮したいとき

最新の灯油ボイラーは、古いタイプに比べてエネルギー効率が高くなり、同じ使用頻度で合っても少ない燃料でお湯を沸かすことができます。使う燃料が少なくなれば、当然環境に与える負荷も少なくなるため、環境に配慮したエコな生活をしている場合は、灯油ボイラーを買い替えるべきでしょう。また、使用する燃料が減ることで、燃料代を削減できて家計に余裕ができる可能性があります。

石油給湯器の種類の選び方

石油給湯器には「直圧式」と「貯湯式」の2種類があります。

直圧式石油給湯器

直圧式は水道の圧力をそのまま利用して水を加熱できるので、パワフルなシャワーが使えます。シャワーの水圧にこだわりがある方におすすめです。水栓を開けるとセンサーが感知して、瞬間的にお湯を温める方法なので、湯切れの心配がありません。使う時に使う分だけお湯をつくるので、リモコンを入れっぱなしにしていても常に灯油が消費されるということはありません。 リモコンで温度を細かく設定できます。(1℃ずつ)

貯湯式石油給湯器

貯湯式は貯湯タンクにお湯を貯めておくタイプです。すでにお湯の状態で貯められているため短時間の使用ならシャワーを断続的に使っても、温度の変化をあまり感じません。価格が直圧式に比べて、安価なのも魅力です。ただしシャワーの水圧が弱く、勢いのいいシャワーを使いたい人には不便かもしれません。高圧力型も販売されていますが、直圧式に比べると勢いは弱い傾向にあります。また大量にお湯を使うと「湯切れ」状態になってしまいます。貯湯タンク内の温度を保つために、お湯を使っていない時も灯油が消費されます。深夜や日中だれもいない間などは電源を切っておいたほうがよいでしょう。リモコンの温度設定が数段階でしかできない機種があります。混合栓を利用していない場合、微妙な温度の調整は難しくなります。

  直圧式 貯湯式
製品価格 比較的高額 比較的低額
水圧 強い 弱い
温度設定 1℃ずつ設定できる 数段階でしか設定できないリモコンあり
灯油の消費 お湯を使うときだけ 電源ONのときずっと

 

基本的には直圧の方が高性能製品です。寿命はどちらも8~10年程度で大きな差はありませんが、貯湯式の方が単純な作りをしている分、壊れにくいという技術者もいます。 しかし10年間の使い勝手・快適さのことを考えると直圧式石油給湯器をおすすめいたします。

「直圧式」と「貯湯式」は自由に選べるか?

直圧式か貯湯式か、基本的にはお客様のご希望で選ぶことができます。ただし、設備や設置状況によっては工事費用が高額になったり、承れない場合もございます。
例えば古い家で配管設備が直圧式の水圧に耐えられないと判断した場合や、井戸水や地下水を利用している場合は貯湯式を設置いたします。

※井戸水利用に貯湯式をおすすめする理由※

井戸水・地下水などを利用されている場合、貯湯式石油給湯器をご案内する場合があります。その理由は熱交換器の素材にあります。直圧式の熱交換器の主な素材が銅であるのに対し、貯湯式はより丈夫なステンレスを使用しています。銅の方が強度が低いので、不純物による穴あきで漏水・故障してしまう確率が高いのです。

石油給湯器の給湯能力(サイズ)の選び方

給湯器のサイズは「給湯能力」という表現をします。石油給湯器の場合は「kW(キロワット)」という単位を使います。この数字が大きいほど、一度に大きなお湯を作ることができます。
メーカーにより微妙にkW数が違いますが、基本的には4人家族用と2人家族用の2パターンに分けられます。製品の価格も給湯能力が高いほうが高額なので、家族人数などを考えて適切なサイズの石油給湯器に交換しましょう。初期費用を切り詰めて、必要な能力を下回っている石油給湯器を取り付けた場合、お湯の出が悪くなるなど不便な思いをするかもしれません。

石油給湯器の設置タイプの選び方

「選び方」という見出しを付けましたが、実は好みで選べるものではありません。基本的には現在設置されているタイプと同じ設置タイプの石油給湯器をご案内させていただきます。これはどの給湯器にも共通して言えることですが、設置場所やタイプを変更することも可能ですが、そのまま交換するよりも工事費用が高額になります。消防法の改正などの理由に設置場所や設置タイプを変更せざるを得ない場合もあります。

石油給湯器の給湯タイプ

石油給湯器の給湯タイプは大きく2つに分けられます。「おいだき(保温)」が出来るタイプとできないタイプです。前者を「ふろ給湯器」、後者を「給湯専用器」と言います。さらに「ふろ給湯器」は「オート」「フルオート」「給湯+おいだき」にわかれます。「給湯+おいだき」はお湯はりとおいだきを自動でする機能がないタイプです。お湯はりは蛇口からお湯を貯めて、浴槽のお湯が冷めてきたら、リモコンのボタンを押しておいだきするタイプです。

熊本の石油給湯器の交換工事はくらしのドクターにお任せください

我々スタッフが直接ご提案!

九州電設くらしのドクターは、商品知識も豊富で、工事も得意で、電気・水道にも詳しいです。九州電設くらしのドクターは、熊本に本社があり創業38年です。年間で数多く施工し、経験やデータを蓄積することで日々、品質の向上に努めています。

自分の家だと思い、”見えないところ、細部にも妥協しない”。そして、熊本の地元企業としてお客様の信頼や期待に応えていく。

家電量販店とは違い、メーカーに縛られることはなくそれぞれのメーカーのメリット・デメリットを正直にお伝えした上で、お客様に本当にあったものをご提案します。

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熊本に本社を置く地元企業だから、故障・修理の相談にも親身に対応します。

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