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くらしのドクターコラム

薄型エコキュートの価格やサイズ、おすすめ機種をご紹介

電気工事士在籍数が熊本県No1の九州電設くらしのドクターが、薄型エコキュートの価格やサイズ、おすすめ機種について解説します。

狭いスペースにもエコキュートを上手に設置することは可能です。。最近では、メーカーもスペースを取らない薄型やコンパクトタイプのエコキュートを開発しているため、狭い場所にもフィットするモデルが増えています。例えば、壁にピッタリ設置できる薄型モデルや、高さを抑えた低背タイプのエコキュートは、狭小スペースにも適しています。さらに、屋外の見えにくい場所や、家の隅に設置することで、スペースを有効活用できます。狭いスペースでも、適切なエコキュートを選ぶことで、賢く設置することが可能です。このように、エコキュートの設置は、スペースが限られている場合でも、適切なモデルを選び、場所を工夫することで解決できます。狭いスペースでも快適にエコキュートを使用するために、このポイントをぜひ参考にしてください。

エコキュートの型は2種類

エコキュートの型は、角型と薄型の2種類です。まずは、それぞれの型の特徴や違いについて見ていきましょう。

角型

角型

角型は、エコキュートの標準的ともいえる形で、幅が約60cm・奥行きが約70cmほどの形状をしています。大手国内メーカーでは、三菱電機や日立、ダイキンをはじめとするさまざまなメーカーが販売をしています。

薄型

薄型

薄型は、幅が約45cm・奥行きが約110cmほどの形状です。薄型は、角型に比べ販売しているメーカーが少し限定されますが、角型を取り扱っているメーカーでは、併せて薄型についても製造していることが多いです。

エコキュートの理想的な設置場所

家庭内での最適な位置

エコキュートを家に導入する際、最適な設置場所を見つけることは非常に重要です。理想的な場所は、毎日の生活でお湯を最も多く使うキッチンやお風呂が近い場所です。

・キッチンやお風呂からの距離が近い
・ヒートポンプユニットからの音が生活に影響しない場所
・設置スペースが十分にある場所

この理由はシンプルです。お湯を運ぶ距離が短ければ短いほど、熱が逃げにくく、エネルギーの無駄遣いを防ぐことができるからです。

スペース要件とヒートポンプユニット・貯湯タンク

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの二つの主要部分から構成されます。これらの設備を設置するためには、それぞれが十分なスペースを必要とします。ヒートポンプユニットは外気から熱を取り込むため、良好な通風が確保された場所に設置する必要があります。

・ヒートポンプユニット:通風良好で、直射日光が当たらない場所
・貯湯タンク:屋内の保温性の高い場所、または屋外でも保護措置を施した場所

一方、貯湯タンクは大量のお湯を貯めるために、比較的大きなスペースを取ることが多いです。

スペースが限られている場合の解決策

薄型エコキュートの選択

スペースが限られている家庭でエコキュートを導入したい場合、薄型のモデルが最適な選択肢となります。薄型エコキュートは、奥行きが少なく設計されており、狭いスペースにもフィットしやすい特徴があります。これにより、屋外の狭い通路や、家の壁沿いなど、限られたスペースにもスマートに設置することが可能になります。

薄型エコキュートのメリット

・狭いスペースに設置可能
・見た目がスリムで、住宅の外観を損ねない
・設置場所の選択肢が増える

エコキュート設置の際の注意点

浴室との距離

エコキュートを設置する際には、浴室との距離を十分に考慮する必要があります。理想的には、浴室とエコキュートの間の距離が短いほど良いです。なぜなら、距離が短いほどお湯の温度低下を抑えられ、エネルギー効率が向上するからです。

浴室とエコキュートの距離を考慮する理由は以下の3点

・お湯の温度低下を最小限に抑える
・エネルギー効率を向上させる
・お湯が出るまでの時間を短縮する

浴室とエコキュートの距離が近いほど、エネルギー効率が良く、お湯が出るまでの時間も短くなります。

音の管理:隣家との距離

エコキュートの設置場所を選ぶ際には、ヒートポンプユニットから発生する音にも注意が必要です。特に、隣家との距離が近い場合には、音が問題となることがあります。

・ヒートポンプユニットは、隣家から適切な距離を保つ
・防音対策を施した設置場所を選ぶ
・設置場所の選定に際して、隣人とのコミュニケーションを取る

適切な場所に設置することで、隣人への影響を最小限に抑えることができます。

ヒートポンプユニットの設置方向

エコキュートのヒートポンプユニットを設置する際には、その方向も考慮する必要があります。ヒートポンプユニットは空気を取り込むために、周囲の空気の流れに影響されます。ヒートポンプユニットの設置方向の重要性があって、

・効率良く空気の熱を取り込むため
・周囲の障害物による空気の流れの妨げを避けるため
・最適な性能を発揮させるため

適切な方向に設置することで、効率良く熱を取り込むことが可能になります。

狭小スペースでも設置可能なエコキュートモデル

各メーカーで色々な小スペースでも設置可能なモデルが販売されています。

薄型はコロナがおすすめ

エコキュートを初めて開発したメーカーであるコロナの薄型エコキュートがおすすめです。

design eco cute

デザイン性、景観との調和を意識した薄型エコキュートが発売されています。また、他メーカーで発売されている薄型エコキュートをOEMで製造しており、技術力の高さが伺えます。

エコキュートの設置場所に関するよくある質問

エコキュートは屋外に設置する必要があるのか?

多くの方が疑問に思うことの一つに、エコキュートは必ず屋外に設置しなければならないのか、という点があります。実は、エコキュートのヒートポンプユニットは、効率的に空気の熱を取り込むために、屋外に設置することが一般的です。しかし、貯湯タンクは屋内に設置することも可能で、設置場所は家の構造や条件によって変わります。

設置スペースが足りない場合の対応策は?

設置スペースの制限がエコキュートの導入を難しくしている場合、いくつかの対応策があります。薄型やコンパクトタイプのエコキュートを選ぶことで、限られたスペースにもフィットするモデルを見つけることができます。また、貯湯タンクとヒートポンプユニットの分離設置を利用することで、より柔軟にスペースを活用することが可能になります。

薄型エコキュートのサイズ・大きさ

角型のエコキュートは、上から見た際に正方形に近い形をしているのに対し、薄型エコキュートは長方形になっています。 
奥行きが短く設計されているため、通路の狭い家やベランダ等にも設置しやすいのが特徴です。 
メーカーや機種によってサイズは多少異なりますが、薄型エコキュートのサイズの目安を以下の表にまとめました。

サイズ(寸法)

  薄型エコキュート 角型エコキュート
1,000~1,120mm 600~650mm
奥行き 430~450mm 680~760mm
高さ 1,813~2,225mm 1,760~2175mm

※ 三菱・パナソニック・ダイキン・日立・東芝の現行モデルの中から、最小値と最大値を算出 
※ 角型エコキュートは薄型の現行モデルと同じ給湯タイプ・シリーズのもの、または同等性能をもつ機種を参照

角型エコキュートと比べると、奥行きが25~30cmほど狭まり、その分幅が広めになっていることが分かります。 角型が設置できないようなスペースであっても、薄型なら設置可能なケースは実際によくあります。 もし設置予定の場所が狭いのであれば、薄型エコキュートを検討してみてはいかがでしょうか。

薄型エコキュートの価格

薄型エコキュートと角型エコキュートでは、価格にどれほどの差があるのでしょうか。 メーカーや機種によって価格は異なりますが、薄型エコキュートの価格を以下の表にまとめましたので、チェックしてみてください。

メーカー希望小売価格(税込)

  薄型エコキュート 角型エコキュート
最安値 最高値 平均価格 最安値 最高値 平均価格
370L 
(3 ~ 5人家族向け)
¥957,000 ¥1,255,100 ¥957,000 ¥880,000 ¥1,150,600 ¥1,021,240
460L 
(5~6人家族向け)
¥1,067,000 ¥1,392,600 ¥1,279,056 ¥968,000 ¥1,260,600 ¥1,121,238
全体平均 ¥1,176,096 ¥1,067,668

※ 脚部カバー・リモコンを除く、貯湯タンク + ヒートポンプユニットの価格 
※ 三菱・パナソニック・ダイキン・日立・東芝の現行モデルの中から、最安値/最高値を算出。平均価格・全体平均は小数点以下切り上げ 
※ 角型エコキュートは薄型の現行モデルと同じ給湯タイプ・シリーズのもの、または同等性能をもつ機種を参照

薄型のメーカー希望小売価格は、角型よりも約100,000円ほど高く設定されていますので、実際に業者等から購入する際には、5~7万円程高くなると想定しておきましょう。

薄型エコキュートのメリット

スペースが狭くても設置可能

薄型エコキュートのメリット1つ目は、スペースが狭くても設置可能ということです。

前述の通り、都市部などでは隣の家との距離が非常に狭いことが往々にしてあり、角型のエコキュートでは設置することができない場合があります。

しかし、薄型のエコキュートであれば角型と比べて奥行きが20cm〜30cm程度短いので設置できる可能性が高くなります。

また、角型を置くスペースはあるものの置いてしまうと通路を塞ぐことになってしまうといった場合にも薄型のエコキュートは最適です。

設置スペースがなくオール電化を諦めようかと考えていた方、角型を設置すると邪魔になってしまうという方は薄型のエコキュートを選択肢に入れてみましょう。

景観を損なわないデザイン

薄型エコキュートのメリット2つ目は、景観を損なわないデザインであるということです。

正方形に近い形状の角形に比べて薄型のエコキュートは細長くスマートな形状をしているため圧迫感が少なく、家の景観を損いません。

特に、玄関先や庭先にエコキュートを設置しなければならない場合には角型はどうしても目立ってしまう恐れがあります。

しかし、奥行きが角型と比較して短い薄型のエコキュートであれば存在感を主張しにくくなり、家の景観を大きく損なうこともありません。

また、一部メーカーからはデザイン製に優れた薄型エコキュートが販売されています。

目につく場所にエコキュートを設置しなければならない場合には、薄型を選択肢に入れてもいいでしょう。

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九州電設くらしのドクターは、商品知識も豊富で、工事も得意で、電気にも詳しいです。

九州電設くらしのドクターは、熊本に本社があり創業38年で、電気工事士在籍数が熊本県No1です。年間で数多くのエコキュートを施工し、経験やデータを蓄積することで日々、品質の向上に努めています。

自分の家だと思い、”見えないところ、細部にも妥協しない”。そして、熊本の地元企業としてお客様の信頼や期待に応えていく。

家電量販店とは違い、メーカーに縛られることはなくそれぞれのメーカーのメリット・デメリットを正直にお伝えした上で、お客様に本当にあったものをご提案します。

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熊本に本社を置く地元企業だから、故障・修理の相談にも親身に対応します。

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