2022.06.28
くらしのドクター連載シリーズ
くらしのドクターの舞台裏#2 何屋さんか?
熊本県で電気工事士在籍数No1の九州電設が挑む新規事業「くらしのドクター」の舞台裏についての記事です。
はじめまして
はじめまして、私は九州電設くらしのドクター事業部の高場大貴(たかばひろき)です。
福岡大学在学中に提案した「くらしのドクター」という奇妙な事業を運営しています。
「くらしのドクターの舞台裏」連載シリーズでは、
・くらしのドクターの誕生まで
・日々の事業で起こる小さな奇跡
・数々の失敗
などを発信していきます。
何屋さんか?
「何屋さんか?」
今もずっと問い続けています。
一刻も早く、くらしのドクターを成功させたいという思いから、フライングして社会人になり、準備を進めることにしました。
2021年2〜3月の議事録を振り返るとスタート当初に多くの課題がありました。
住まいのドクター?
まず、衝撃だったのが、議事録のタイトルです。
「新規事業:住まいのドクター初回ミーティング議事録」
まず、事業名は、「住まいのドクター」であったこと。
学生時代にしっかりムービーも作っていました。
「住まいのドクター」を大きな事業に育てていくにあたり、権利関係は確認しておいた方が良いと考え、調べてみると…。
すでに商標権が抑えられていました。
これはむしろ良かった、「住まい」だけではなく「くらし」の困りごとを解決していく事業にしていこうと、「くらしのドクター」と名前を変更することにしました。
それでは、くらしの困りごとを解決すると言っても、
「どんな商品、サービスを提供するのか」が不明確で、
「いったい、何屋さんなの?」状態でした。
物販をする。買い物代行をする。不用品の改修をする。電気も水道も、リフォームも。
「誰が」問題
今、くらしのドクターで一緒に働いている仲間達も、この時点では大口現場で、職長として現場をまとめ上げていました。
・誰が施工スタッフになるのか?
・誰が営業をするのか?
・誰が指揮を取り、責任を持つのか?
「誰が」問題は、事業を進める上で、重要だと今は少しわかります。
原価管理
建設業の原価管理方法を理解するのに、苦労しましたが、それ以上に小さな工事を一つ一つ管理していくのは相当な手間がかかると先が思いやられました。
他の電気工事屋さんも小口工事をしたがらない理由がよく分かりました。
できること、それは
チラシを配ること!!
その一択です。配って、配っての繰り返しです。
はじめて配布したチラシです。
このチラシでは流石に注文はきません。
(実際は、配りまくったので月に2件くらいは注文がきました)
これが半年後のチラシです。徐々に洗練されてきています。
今のチラシに行き着くまでは、まだまだ先の話になります。
<次回の記事へ続く>
私が連載を通じて伝えたいこと
2022年4月にくらしのドクター事業もスタートして1年が経過しました。
この連載を書くことになったのは、あるお客様の元に訪問をした時に
感動して体に電気が走った体験からです。
この時に、くらしのドクターの存在意義、そして、ともに働く仲間、取引先、お客様と…。
多くの方に支えてもらっていることに心から実感することができました。
そして、くらしのドクターは、次の挑戦をスタートします。
詳しいことは、次回以降の連載にて書きたいと思います。
筆者について
高場 大貴
<プロフィール>
・1998年福岡県生まれ
・2021年3月福岡大学経済学部卒業
・2021年4月九州電設株式会社入社
福岡大学在学中にベンチャー起業論と出会い、大学4年時に熊本県No1の電気工事士在籍数を誇る九州電設(株)との共同プロジェクトを発足し「くらしのドクター」を開始させた。卒業後はくらしのドクターを運営。