2022.10.14
節電
太陽光発電のメリットとは|くらしのドクター
太陽光発電は導入費用の高額さから、こんなの買えない!、
メリットよりデメリットが上回ってるのに買うとかありえない!
と遠ざけていませんか?
上記の例からすると、それは敬遠しますよね。
しかし、太陽光発電の導入費用に関しては、選び方次第で安く抑えることが可能です。
この記事では、太陽光発電の最新のメリットとデメリットをクリアにする方法をご紹介します。
目次
太陽光発電を使用するメリットとは
太陽光発電を使用する上で4つのメリットがあります。
メリット1:電気代を削減できる
これはよく聞くことですね。
太陽光発電の特徴には、自家発電した分を自家消費することができる点です。
電力会社に支払う電気代を、太陽光発電で発電した分だけ賄うことができ、電気代0円を達成している事例もあるようです。
太陽光発電は年々、発電量がアップしており、天候の問題も少ない太陽光で数年前の発電量を実現できるほどだそうです。
太陽光発電の発電量を上げるには、お家の環境もとても大事になってきます。
メリット2:再エネ賦課金が削減できる
再生可能エネルギーを普及させるための費用に、再エネ賦課金というのがあります。
再エネ賦課金は、電気の使用量に合わせて、電力会社と契約している家庭が負担する料金です。
太陽光発電を取り入れると、上昇傾向にある再エネ賦課金を節約することができます。
メリット3:売電収入が得られる
売電収入とは、太陽光発電で発電した電気を電力会社に売ることで得られる収入のことです。
現在は、売電をするよりも、自家消費に電気を消費して、余った余剰分を売電する方がお得になります。
また、太陽光発電のみだと、発電した電気を貯めておくことができませんが、蓄電池があると「昼間に発電した電気を夜に使う」ことが可能になります。
メリット4:停電しても電気が使える
災害が起きた際、水や物資は各家庭に届いても、電気やガスといったライフラインが復旧するまでには数日かかるという内閣府の想定があります。
東日本大震災ではライフラインが9割程度復旧するまでに要した各日数として、電気が6日後、水道が24日後、ガスが34日だったようです。
そのため、災害が起こったとしても家庭で太陽光発電など自家発電ができると、停電を防ぎ、情報収集・伝達や普段通りの生活をすることができます。
太陽光発電のデメリットとは
太陽光発電を設置するにあたってデメリットと言われている点が下記のように複数存在します。
- 導入費用が高い!
- 天候によって発電量が左右される
- 発電がうまくいかない
- メンテナンスにかける費用が必要
- 業者選びが大変
しかし、これらのデメリットは十分に回避できる問題です。
一つづつ解説します。
太陽光発電のデメリットを最小限にする方法
デメリット1:導入費用が高い
経済産業省が公開している情報として2022年太陽光発電の相場価格は以下の通り。
設置容量 | 設置費用 | 1kW当たりの価格 |
5.00kW | 137.5万円 | 27.5万円/kW |
参照:調達価格等算定委員会/経済産業省の配布資料から算出
この価格はあくまでも一つの目安になります。
太陽光発電は設置場所やメーカー製品、屋根の素材によって価格が大きく変動します。
お得なメーカーは以下の通り。
- 長州産業(Bシリーズ)
- カナディアンソーラー
- Qセルズ
上記の3つのメーカーは、導入費用の回収期間が10年を下回ることができるため、オススメです!
デメリット2:天候によって発電量が左右される
家庭用太陽光発電の平均発電出力は、メーカーによって異なりますが、平均で約70~250W程度だと言われています。
太陽光発電の発電量は以下の通り、様々な条件で変動します。
- 月による変動
- 季節による変動
- 天候による変動
- 時間による変動
- 地域による変動
発電効率には、日射量と気温が密接に関係しており、
太陽光パネルが最も性能を発揮できる環境は、太陽光パネルの表面温度が約25℃だと言われています。
この気温を上回ってしまうと、太陽光パネルの構造的に発電効率が低下してしまいます。
太陽光パネルは、シリコンという半導体でできています。
シリコンは、太陽光を受けることで電気を生み出す役目をしていますが、熱に弱いという特徴をもっています。
熱に弱い特徴を持つために、その性能を暑い時期に十分に発揮できないのです。
しかし、高温による発電効果の低下を防ぐために、熱に強いCIS(化合物系)という素材を太陽光パネルに用いることで、真夏でも発電効率の低下を最小限に抑えることが可能です。
一般的に、晴れの日の発電量を100%とした場合、雨の日は10%程度だと言われています。
発電量は、日射量に左右されるため、太陽光の動きに合わせて発電量が変化していきますが、さらに、地域によって日射量が異なるため、発電量にも差があります。
年間日照時間、全国1位は山梨県(甲府)で2391.3時間。
対して、最下位の47位は、秋田県(秋田)で1526.2時間となっています。
デメリット3:発電がうまくいかない
発電効率を高める一つの方法として、「設置する方位や角度を調節する」ことです。
太陽光パネルを設置する向きは「南向き」であること。
一日のうちに、最も日の当たる方位が南です。
次に、理想的な設置角度は30度だといわれていますが、
沖縄は北緯27度、北海道は北緯45度と、地域によってかなり開きがあります。
設置角度の選択は、お住まいの地域に適した角度にしましょう。
最大の発電量を得るには、太陽光パネルを設置する
方位や角度が重要になってきます。
デメリット4:メンテナンスにかける費用が必要
こちらのデメリットは、定期的に行う太陽光発電に対する投資費用ですが、転じてメリットな面もいくつか存在します。
長く太陽光発電を使用する上で、「住まいの安全を確保」「発電効率の低下を防ぐ」など、費用に関してはデメリットでありながらも、その効果はメリットです。
太陽光発電のメンテナンスは、「10kW未満」の太陽光発電設備はメンテナンスが義務化されています。
安定的かつ、効率的に発電するために設備を適切に保守点検・維持管理することが求められ、
こうしたメンテナンスを怠ると、最悪の場合はFIT認定が取り消されて売電ができなくなる可能性もあるのです。
メンテナンスの対象機器
定期的なメンテナンスで点検の対象となる機器は以下の7つです。
- パネル
- パワーコンディショナ―
- 接続箱・集電箱
- 配線
- ブレーカー
- 電力量計
- 架台
メンテナンス費用の相場
定期的なメンテナンス費用の相場は、10kW未満の場合1回2万円程度と言われており、パネルの設置枚数や屋根の角度によっても具体的な費用は異なるため、余裕をもって5万円程度と見積もっておくといいでしょう。
また、上記の費用目安は点検のみとなっており、住宅用太陽光パネルはお家の屋根に設置する場合が多いことから、別途足場代が必要となってきます。
足場代の相場は、壁一枚あたり8万円程度が目安です。
太陽光発電は基本お家の環境に合わせたオーダーメイド品なため、業者とよく打ち合わせをしながらメンテナンスの最終的な費用を決定しましょう。
デメリット5:業者選びが大変
太陽光発電に限った話ではないですが、太陽光発電は電力需要状況、設置場所の特性などによって、必要な設備容量はもちろん、工事内容や材料などが大きく異なり、定価というものが存在せず、インターネットで導入費用について検索をしても、情報が少なく適正価格を知ることは困難です。
適正価格を知るためには、必ず3社以上の業者に見積もりを依頼することを推奨しています。相見積もりをすることで、大体の相場感を把握できます。
また、見積もり価格に関して引っかかる部分や不明な点があれば、業者に直接質問してみることをおすすめします。
熊本の施工業者はこちら。